気づかなかったそれと止むことのないそれ

止むことのない痛みから
目を背けながら
世界を受け入れることは
できなかった

気づけば
いろいろなものを
手を重ねたひとに投げ捨てていた
ガラスの向こう側にしまわれていたものまで
気づかないまま
重く 沈んでいってしまった

ひどく藻掻いていたから
泣き声なんか聞こえなかった
いらないものは全部捨てて
必要のないものは全て脅して
できた安全地帯は
双子の赤字と

債券の発行をしても
打開策は用意されては いないんだね
うっすらと笑みを浮かべるか
静かに 痛みと向き合うか
伸ばすべき手は もう塞がっている